東京五輪開幕まで50日となった3日、県は機運醸成に向けて行う予定だった横断幕などの装飾(シティドレッシング)を当面見合わせることを明らかにした。
新型コロナウイルスの収束が見通せない中、開催を疑問視する声も多いだけに、県は「今、『お祭り感』を出すのは難しい」と準備に頭を悩ませている。
県は4日から歩道橋や道路照明灯に五輪開催を盛り上げる横断幕やフラッグを順次掲出する予定だったが、県内で「まん延防止等重点措置」が続いていることなどから見合わせることを決めた。
県庁本庁舎外柵を大会エンブレムで装飾したり、江ノ電車内に子どもたちが描いた応援ポスターを掲出したりする予定もあるが、感染状況を踏まえて時期を調整している。