神奈川・秦野市の待機児童4人、2年連続減 保留は3人増の65人

秦野市役所

 秦野市は、4月1日現在の市内保育所の待機児童数が前年同期に比べ3人減の4人だったと発表した。2年連続で減少した。

 市保育子ども園課によると、申込児童数は2486人で、過去最多だった前年より110人減った。なかでも1歳児の申込数(364人)は前年同期比52人減と大幅に減少した。要因として、少子化に加え、新型コロナウイルスの影響で育児休業を延長したり、テレワークの推進で働き方に変化が出たりしたことが考えられるという。

 待機児童4人の内訳は2歳児1人、3歳児2人、4歳児1人。希望の保育所に入れなかった「保留児童数」は同3人増の65人だった。

 市は受け皿づくりの推進として、同市今泉地区に定員60名の認可保育所が2022年度に開設予定という。同課担当者は「定員を超えて受け入れている施設の負担を減らしたい。今後も保護者の意向を踏まえ、希望の園に入れるよう調整していきたい」としている。

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