長崎県などは3日、県内3市1町で新たに計18人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。佐世保市塩浜町のバー「Blue poison」（ブルーポイズン）で新たなクラスター（感染者集団）が発生。感染して入院治療中だった長崎市の90歳以上の女性が2日に死亡し、県内の累計死者数は68人になった。
佐世保市のバーでは、利用客の20代男性と、同店で勤務していた20代男性2人が感染し、計5人のクラスターとなった。4日に公表予定の2人を含めると計7人になる。同市で確認されたクラスターの発生は、4月30日公表分以来で15件目。
市によると、同店は5月31日に閉店。3日までの公表分5人のうち、4人が28日に店にいたことを確認した。5月21～31日に利用し、不安な人は市保健所に連絡するよう呼び掛けている。
また、佐世保市教委は3日発表した感染者の中に市立学校関係者が含まれているとして、同校を3、4の両日、臨時休校とした。
長崎市では、感染経路不明の20代無職女性の接触者ら12人を検査し、30代女性会社員の陽性も判明した。
1日から仕事で新上五島町に滞在していた愛知県の40代男性会社員は、2日に腹痛や発熱があり、検査で陽性が分かった。
