横浜市立中の男性教諭を懲戒処分 部員の頭、壁に押し付ける

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は4日、生徒に体罰を行ったなどとして、市立宮田中学校(同市保土ケ谷区)の男性教諭(28)を戒告の懲戒処分にした。

 市教委によると、教諭は2018年夏ごろから19年夏ごろにかけて、顧問を務めていた部活を無断欠席した部員の頭をつかんで壁に押し付けたほか、部活中に話を聞いていない生徒に履いていたサンダルをぶつけたり、指導通りにできない生徒に「日本語が分からないのか」と発言するなど、不適切な行動や発言を繰り返したという。

 20年2月に複数の保護者が校長に相談し、発覚した。

 教諭は一連の不適切な言動を認めて「反省しています。これからの在り方を改善していきたい」などと話しているという。

 市教委西部学校教育事務所の末岡洋一所長は「極めて遺憾であり、大変申し訳ない。再発防止に向けて全力で取り組む」とコメントした。

© 株式会社神奈川新聞社