楽天・涌井が史上49人目の通算150勝 石井監督は「安定感のあるピッチャー」と信頼

6回5失点ながら通算150勝目を挙げた楽天・涌井

楽天・涌井秀章投手(34)が、4日の広島戦(マツダ)で苦しみながらも6回、10安打5失点投球。味方打線の大量援護に守られ6勝目(3敗)を挙げ、史上49人目の通算150勝(135敗)に到達した。

この日の涌井は、初回から菊池、林に適時打を許すなどどこか不安定な投球。4、5、6回に1点ずつを奪われるも、初回に黒川のプロ1号3ランなど4点をもぎ取り、終わってみれば大量12得点とエースを援護。区切りの150勝に到達した。

4月までの6試合で1・51だった防御率は、5月以降の5試合で4・08まで落ちた。それでも石井監督の信頼は変わらず「(シーズン中の)浮き沈みは誰にでもある。それをある程度少なくしていくことが安定感のあるピッチャーなんだと思う。ある程度波を低くしながら行ってもらいたいピッチャー」とその期待値を強調していた。

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