ホンダが初日首位、全車がトップ10入り「好調なスタート。最適化を進めてライバルとの戦いに臨む」と田辺TD/F1第6戦

 2021年F1アゼルバイジャンGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=2番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/2=1番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=5番手、角田裕毅はフリー走行1=14番手/2=10番手で、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載全車がトップ10入りして初日を終えた。

 ホンダは「好調なスタート」だったとして、「ロングランもこなし、充実した初日となりましたが、予選・決勝へ向けて最適なセッティングを施すべく、ここからも全力で取り組んでいきます」と述べている。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=1番手(1分43秒184/19周)/2=2番手(1分42秒216/23周)

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=4番手(1分43秒630/17周)/2=1番手(1分42秒115/22周)

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=6番手(1分43秒757/23周)/2=5番手(1分42秒534/26周)

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=14番手(1分45秒384/25周)/2=10番手(1分43秒130/25周)

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のアゼルバイジャンGP初日は、昨日まで風が強かったせいもあり、路面が非常にダスティーな状態でスタートし、セッションが進むにつれて徐々に路面が改善されていく一日になりました。90度コーナー手前でブレーキングしきれず、真っすぐにエスケープロードへ飛び込むマシンなどにより、イエローフラッグがかなりの頻度で出てアタックを止めなければいけないケースが頻繁にありましたが、我々の4人のドライバーはまずまず順調に走行し、大きなトラブルなくセッションを終えました。

 また、午後のFP2では4台がトップ10に入り、いい形で週末を始めることができたと考えています。

 適正なマシンセッティングを見つけるのが難しいサーキットですので、ライバルもここからまだまだ改善を重ねていくと思っています。我々のPUも車体もまだまだ最適化の余地があります。本日のデータを解析して明日の予選と日曜のレースに向けてセットアップを進めます。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

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