東京オリンピックの聖火が4日午前、県内スタートの糸魚川市から上越市へとつながれた。2016年12月の糸魚川大火からの復興に感謝し、コロナ禍の終息などを願うリレー。沿道では園児やランナーの関係者、家族、市民らが見守り、応援の横断幕や日の丸を掲げて、背中を押した。
上越市の区間を走ったセパタクロー元日本代表の嵐富美雄さん(43)の家族は、沿道の謙信公大橋付近で応援。家などでトーチ受け渡しの練習をしている姿を見ていたという長女の小梅さん(13、直江津中2年)は「すごい、かっこ良かった」と笑顔で話した。
娘2人と共に沿道で観覧したという柏崎市の男性(34)は「生で見ることができて感動した」、息子が最後のサポートランナーを務めたという清里区の女性(45)は「子どもにとっても、貴重な経験になったと思う」とそれぞれ話した。