コロナ対策で3項目 村山市長に提言書 上越市議会 PCR検査費用、生活困窮者、減収事業者支援など

 上越市議会は4日、村山秀幸市長に対し、新型コロナウイルス感染症対策に関する提言書を手交した。同日、飯塚義隆議長と波多野一夫副議長、同市議会新型コロナウイルス調査対策特別委員会の石田裕一委員長と杉田勝典副委員長が市役所市長応接室を訪ね、村山市長に提言書を手渡した。

村山市長に提言書を手渡す飯塚議長(左)

 新型コロナウイルス調査対策特別委員会が取りまとめたもので、昨年12月以来5回目となる提言。今回は「PCR検査費用の支援」「生活困窮世帯及び低所得世帯への支援拡充」「減収がつづく事業者への継続的支援」の3項目を盛り込んだ。

 飯塚議長は「65歳以上の高齢者へのワクチン接種が順調に進み、7月中旬には64歳以下の接種が開始されるなどさまざまな対策が進められているが、感染拡大はいまだ終息のめどが立たず、市民・事業者への影響は多岐・長期にわたっている」として提言書を手交。

 石田委員長は「ワクチン接種をしっかり進めていただきながら、コロナ終息に向け、先頭に立っていただきたい」と呼び掛けた。 

 村山市長は提言の各項目に対する考えを伝えるとともに、県が上越地域にも設置予定の大規模接種センターについて「選択肢が広がる。(接種希望者の)多様性とうまくマッチングすれば、(接種は)スムーズにいくようになると思うし、そうなるように努力していかなければならない」との認識を示した。

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