新型コロナウイルス対策で外出自粛が続く中、小田原城天守閣の雄姿をインターネット上から楽しんでもらおうと、神奈川県小田原市は9月開業予定の「小田原三の丸ホール」にライブカメラを設置した。
同ホールは老朽化により7月末で閉館する同市民会館の後継施設で、小田原城に隣接し建設が進む。ライブカメラは高さ約30メートルのホール屋上に設置。手前から馬出門、銅門、常磐木門、奥に天守閣が続き、小田原城の全体像を見渡すことができる。桜の開花シーズンには桜に彩られた城をリアルタイムで楽しむことができる。
市は2019年3月から天守閣や常磐木門のほか、小田原漁港に面したTOTOCO小田原(同市早川)などにライブカメラを設置し今回が5台目。20年度には計約14万3千件のアクセスがあった。
同市は1日から「まん延防止等重点措置」の対象区域に追加された。市担当者は「コロナ禍が落ち着いたら小田原に来てほしい。それまでは自宅で小田原城を楽しんでもらえたら」と呼び掛けている。
ライブカメラは市ホームページから。