エンゼルス大勝 大谷16号含む2安打、菊池は負傷降板

【マリナーズ5-12エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

大谷翔平(エンゼルス)と菊池雄星(マリナーズ)の「花巻東対決」に注目が集まった一戦は、菊池の負傷降板後にエンゼルス打線が爆発し、12対5で大勝。大谷は菊池から放った16号先制ソロを含む5打数2安打2打点の活躍を見せた。一方の菊池は4回までに8三振を奪う力投を見せていたが、5回裏にデービッド・フレッチャーの打球を右膝に受けて負傷降板。球団からは「右膝の打撲」と発表されているが、状態が心配される。

1回裏の第1打席、大谷が初球のカッターを捉えると、打球はセンター左のフェンスを越えていき、16号先制ソロとなった。4回表に先発のアレックス・カッブが5点を失ったものの、エンゼルスは4回裏から5イニング連続で得点を奪い、12対5で大勝。大谷は3回裏の第2打席では菊池の前に空振り三振に倒れ、5回裏の第3打席も空振り三振、7回裏の第4打席は痛烈な当たりのライトライナーに終わったが、8回裏の第5打席でレフトへのタイムリー二塁打を放ち、5打数2安打2打点をマークした(打率.259、OPS.920)。

菊池は大谷に先制弾を浴びたものの、初回に3つの三振を奪うなど、奪三振ショーを展開。2回裏に2つ、3回裏にも2つの三振を奪い、3回までに7奪三振を記録した。しかし、4回裏一死からマックス・スタッシに2号ソロを浴び、5回裏は先頭のテイラー・ウォードにヒットを許したあと、フレッチャーのピッチャー強襲の当たりがワンバウンドで右膝に直撃。菊池はフィールドに倒れ込み、続投不能となってマウンドを降りた。5回途中まで64球を投げて被安打5、奪三振8、与四球0、失点4(自責点2)という内容。今季の防御率は3.92となった。

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