巨人の吉川尚輝内野手(26)が6日の日本ハム戦(東京ドーム)で、技ありの適時打を放った。
この日も「3番・二塁」でスタメン出場した吉川は3打席目まで空振り三振、左邪飛、空振り三振といいところなし。しかし、このままでは終わらなかった。
1―4の劣勢となった8回、B.ロドリゲスの連続四球で得た無死一、二塁のチャンスで3球目のツーシームを中前へはじき返し、2点差に追い上げた。B.ロドリゲスが投じた3球目はすべてツーシーム。見逃し、空振りで2ストライクまで追い込まれたが、〝三度目の正直〟で内角の152キロにヒジをうまくたたんで対応し、自身の連続安打も12試合に伸ばした。
試合前までの交流戦成績はチームではぶっちぎり、12球団でも2位となる打率4割2分5厘をマーク。後続の岡本和が中飛、スモークが遊ゴロ併殺に倒れ、この回の反撃は1点止まりとなったが、〝つなぎの3番打者〟は好調をキープしている。