【サイバーフェス】ノア清宮がDDTとの対抗戦で屈辱敗戦 スランプ脱出できず「これはまだ通過点」

上野と竹下に2人がかりで投げられてしまった清宮(上)

DDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体合同興行「サイバーファイトフェスティバル」(6日、さいたまスーパーアリーナ)で、ノアの清宮海斗(24)が屈辱の敗北を喫した。

清宮はこの日、稲村愛輝(28)とのタッグでDDTの竹下幸之介(26)、上野勇希(25)組と対戦。両団体のホープが集結した対抗戦に出撃した。竹下にミサイルキックを叩き込むと、ドロップキック、投げ捨てジャーマンで攻勢に出る。

さらに上野に対してはジャーマンから得意のタイガースープレックスを狙った清宮だったが、これを防がれると救出に現われた竹下の眉山を浴びて逆転を許す。顔面へのドロップキック、ブルーサンダーからBME(変型月面水爆)で圧殺され、3カウントを奪われてしまった。

3月に武藤敬司(58)とのGHCヘビー級王座戦に敗れてからスランプに突入。同世代が揃った対抗戦で脱出のキッカケをつかみたいところだったが、リング上で待っていたのは残酷な現実だった。清宮は「負けたよ、負け。でもまだ、通過点だからね。負けたけど。俺はまだ終わってないから。今日は俺たちが弱かっただけ。通過点だよ。これはまだ通過点…」とうわごとのようにつぶやきながらバックステージをあとにした。

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