好奇心に胸わくわく 顕微鏡で観察  本年度初回「科学たんけん隊」開講 上越科学館

 上越市下門前の上越科学館は5日、「科学たんけん隊」の本年度第1回を行った。小学5、6年生の〝隊員〟が年6回の実験や科学体験を行う講座。今回は顕微鏡を使った観察をした。

 科学たんけん隊は市の謙信KIDSプロジェクトを引き継いで昨年度から始まった。初年度はコロナ禍で開始が9月にずれ込み、回数も減らしての実施となった。謙信KIDSを外れたため、市外の小学生も受講できるようになり、本年度は糸魚川市と柏崎市を含め定員18人を超える申し込みで抽選となった。

永井館長による顕微鏡の使い方解説を食い入るように見詰める

 永井克之館長は「学校ではできないことをやる。実験は楽しいが、間違えると危険なので説明をよく聞いて」と心構えを説明した。子どもたちは1人に1台ずつ生物顕微鏡を渡され、使い方の説明を聞いてピントを合わせる練習をし、葉や花、砂糖、塩など家から持ってきた「見てみたいもの」を観察した。友達と3人で参加した上越市立黒田小5年の坪内柚さんは「顕微鏡(の操作)は結構難しかった。理科が好きなので、知らないことをたくさん知りたい」と話した。

 本年度から、中学生を対象とした「上越科学館科学部」も始まっている。

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