高木社長 サイバーフェス成功で「業界1位を狙う!」 まずは大興行攻勢 8・21“川崎伝説” 復活

一気に勝負をかける高木社長(左)

DDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体合同興行「サイバーファイトフェスティバル2021」(6日、さいたまスーパーアリーナ)は大盛況で幕を閉じた。この成功に手応えをつかんだサイバーファイトの高木三四郎社長(51)はさらなる攻勢を仕掛けると宣言。8月21日には旧川崎球場の神奈川・富士通スタジアム川崎で「川崎伝説」をよみがえらせる。

4団体興行の最後を締めたのはノアのGHCヘビー級選手権だ。丸藤正道(41)は王者の武藤敬司(58)が放った決死の月面水爆弾をカウント2で返すや、最後は相手の耳をつかんで放つ虎王・零で勝利を奪った。

試合後は「必ず俺たちサイバーグループが、この業界のナンバーワンを取れると俺は確信しました」と豪語。高木社長も「俺たちの前には新日本プロレス、そしてその前に(米)WWE(がいる)。俺は頭がおかしいと言われても、サイバーファイトで業界1位を狙う」と改めて宣言した。

今夏も大攻勢をかける。同社長は次回のDDTのビッグマッチとなる8月21日川崎大会では、通常のリングだけでなく、別に電流爆破マッチ専用のリングを設置する方針を明かした。

1995年8月20日にはIWAジャパンが旧川崎球場でビッグマッチを開催。デスマッチ用を含め3つのリングが置かれた。もちろんFMW時代に旧川崎球場で幾多の伝説を残した邪道・大仁田厚(63)が電流爆破戦を行う予定で、川崎球場跡地にデスマッチの〝聖地〟が復活する。

この他、女性グループ「SPEED」元メンバーで自民党の今井絵理子参院議員(37)の長男、今井礼夢(16)も参戦予定。高木社長は「バラエティーに富んだ大会をきっかけに、野外フェスのようなものを定期的にしていければ」と語った。

ノアも負けていない。団体を統括する武田有弘取締役は「我々も全力サポートします。業界1位を取るには、ビッグマッチをやり続けるしかない」と7月以降、毎月1~2大会のペースで大会場に進出する方針だ。今回のサイバーファイトフェスを機に、グループ一丸となって走り出す。

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