IL入りのツインズ・前田がブルペンで35球 次はマイナー戦登板へ

前田(ロイター=USA TODAY)

右足内転筋の張りで負傷者リスト(IL)入りしているツインズの前田健太投手(33)が6日(日本時間7日)に敵地カンザスシティーでのロイヤルズ戦を前に敵地カウフマン・スタジアムのブルペンで投球練習を行い35球を投げた。次回は実戦形式の練習、シミュレーションゲームではなく、マイナーの試合で調整登板する可能性が高くなった。

5月23日(同24日)にIL入りした前田は、その後に右腕の張りも感じて復帰への調整が遅れていた。1日(同2日)に遠投を再開し、4日(同5日)にブルペンで約20球を投げ、中1日の2度目のブルペン入りで球数を増加させた。

ツインズのバルデリ監督は試合前のオンライン会見で前田について言及。「状態を強化するためにシミュレーションゲームなどで75%の力で投げるより、争いの中で投げる方が彼にとって有意義だと思う」と語り、マイナーでの登板をほのめかした。

前田にとってマイナー登板はドジャース時代の2017年に、左太もも痛から復帰へのリハビリとしてアドバンス1Aで一度だけ。この時は4回を投げて6安打3失点(自責点1)、1三振2四球だった。

今季はIL入りするまで9試合に先発して2勝2敗、防御率5・27と成績はいまひとつ。チームも予想外の低迷を続けているだけに、いい状態で復帰してチームの起爆剤になりたいところだ。

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