卓球団体は鎮西学院が3大会ぶりに男女優勝を飾った。今季、ともに長崎県のトップを走り続けてきて迎えた県高総体の大一番。男子の坪口監督は「メンタルがいかに団体の戦いを左右するかを教わった」、女子の松井監督も「チームが成長しているのを確認できた」と、それぞれ次への収穫を得た大会になった。
男子は全試合3-0で制したが、決勝は瓊浦の挑んでくる姿勢に押されて苦戦した。真木、福嶋のシングルスで連勝した後のダブルス。3年生の真木・小鉢組は、瓊浦の岩波・辻組に最終ゲームまで粘られた。最後はエース真木の意地のスマッシュで何とかゲームセット。主将の小鉢は「全国では自分たちも相手に向かっていく気迫で戦いたい」と初心を再確認させてくれたライバルへの感謝を口にした。
女子は選手層の厚さを披露した。準決勝、決勝はオーダーを工夫しながら、瓊浦、長崎女商を退けた。準決勝こそ瓊浦のエース中道に1勝を許したが、決勝は安定した試合運びで3-0。3年生の早田、貞方が、1、2年生主体チームをしっかりと引っ張った。貞方は「一人一人が努力してきたことを出せた」と胸を張った。
男女一緒に挑むインターハイは、やはり気持ちの上で心強い。「この県高総体をいい経験にして、しっかり準備して本番に臨む」(真木)、「仲間の思いを力にして、8強入りを目指す」(早田)。次はそろって全国入賞を取りにいく。
「次はそろって全国入賞を」 鎮西学院3大会ぶり男女V 第73回県高校総合体育大会 第2日
- Published
- 2021/06/07 10:03 (JST)
- Updated
- 2021/06/07 23:43 (JST)
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