“大谷の試合を全てを見ろ!” 米NBCが「野球ファンが見るに値する選手」に選出

今季は超特大弾を連発している大谷(ロイター=USA TODAY)

NBCスポーツ(電子版)は7日(日本時間8日)に7月13日(同14日)にコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで開催されるオールスター戦前日に行われる本塁打競争で「野球ファンが見るに値する選手たち」と題した特集で8人を選抜した。

注目は6日(同7日)時点で16本塁打をマークしているエンゼルスの大谷翔平投手(26)と、メジャー1位の18本を放っているブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)の2人だ。ゲレロは新人だった2019年に出場し、決勝で1本差で敗れている。

同サイトは「今シーズンの見出しは二刀流の大谷によって独占されている。誰も日本人スターよりボールをうまく飛ばしてはいない。大谷の出る試合はすべて見るべきで、本塁打競争もそうだ」。

クアーズ・フィールドは標高1600メートルの高地にあり、打球が飛ぶことで知られている。同サイトによると大谷の本塁打平均飛距離は414フィート(約126メートル)で、ゲレロの407フィート(約124メートル)を上回る。

同球場が本拠地のロッキーズのライアン・マクマーン内野手(26)は13本塁打放ち、420フィート(約128メートル)を誇るが、割り引く必要はあるだろう。

残る5人はパドレスのフェルナンド・タティス内野手(22=17本)、ナショナルズのフアン・ソト外野手(22=7本)、レッズのジェシー・ウインカー外野手(27=17本)、ブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手(23=17本)、レッドソックスのラファエル・ディバース内野手(24=15本)とそうそうたるメンバーだ。

ただ、同サイトは実際にこれらの選手が出場するかどうか疑問があるとした。本塁打競争出場後に打撃フォームやタイミングを崩して調子を落とした例も多々あるからだ。大谷とゲレロがともに出場して決勝で激突すれば全米が盛り上がることは間違いない。

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