【ボクシング】中谷正義が27日のロマチェンコ戦へ向け会見「逃げずに戦う」

決意を示した中谷(帝拳ジム提供)

26日(日本時間27日)にラスベガスで元3階級王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と対戦する中谷正義(32=帝拳)が8日にリモートで会見し、強い決意を示した。

「パウンド・フォー・パウンド」(階級差がないと仮定した場合のランク)で1位に君臨したこともあり、ライト級ではWBA、WBCとWBOの3団体王者との大一番まで3週間を切っても中谷は「ロマチェンコとやるといっても、練習して、体を休めてと、生活が大きく変わったとかはないです。その中身が少し変わっただけ」と平常心を保っていた。

もちろん、ジムメートで、2018年にロマチェンコと対戦経験のあるホルヘ・リナレス(35)からは情報収集。さらに「これまででロマチェンコが一番やりにくそうにしていた」とティオフィモ・ロペス(23=米国)に敗れてライト級3団体王座から陥落した試合を参考に、策は練っている。

その上で「逃げるとそこにつけ込んでくると思うので、逃げずに戦いたい」と決意。それ以上は必要以上に気負うことなく、リングに上がる。

ライト級の最新ランキングでロマチェンコはWBCで1位(中谷は9位)。IBFで5位(同10位)。WBAとWBOで2位(中谷はWBA9位。WBO5位)となっている。

「この試合に勝てば(自分の)世界挑戦が決まると思うので、しっかり勝ってつなげたい」と、本場のリングで超大物を下して、アピールする決意だ。

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