実家は「パティスリー」。エレガントでありながら猟犬エリフ・エルマス【EURO2020はみだし選手名鑑】

いよいよ今週11日に開幕するEURO2020。

ここではQolyらしい少し違った角度から“はみだしネタ”が熱いサッカー選手を紹介していくぞ。

コンセプトは「Wikipediaには載っていない、選手の小ネタを詰め合わせ」だ。

今回は北マケドニア代表のエリフ・エルマス!

エリフ・エルマスのプロフィール

フルネーム: エリフ・エルマス
英語表記: Eljif Elmas
母国語表記: Елиф Елмас
生年月日: 1999/9/24 (21歳)
身長/体重: 182cm /68kg
出身地: スコピエ/Skopje
ポジション:攻撃的MF、セントラルMF
所属:ナポリ(ITA)

エリフ・エルマスのキャリア、プレースタイル

北マケドニアの名門、ラボトニツキ下部組織出身の攻撃的MF。15歳でトップチームに昇格し、トルコのフェネルバフチェ、イタリアのナポリと瞬く間にステップアップを果たした。

名前はトルコ語でダイヤモンドを意味しており、フェネルバフチェでは「北マケドニアのダイヤモンド」と例えられた。

技術的に優れた司令塔タイプ。パスによる展開力だけでなくドリブルで自ら持ち上がる推進力、狭いエリアでもボールキープできる力がある。

一方で、現代の選手らしくエレガントな中に猟犬のような守備を見せる。センターハーフとしてボール奪取や空中戦の強さを見せるなど守備でも相手を追い回していくアグレッシブさがある。

エルマスはトルコ系でファティ・テリムがトルコ代表に誘ったというが、U-17からマケドニア代表の常連で2017年6月、17歳にしてA代表デビュー。2017年のU-21EURO、そしてEURO2020メンバーにも選ばれた。

一般的にサッカー選手の多くはアスリートやサッカー一家の血筋を持つものが多いが、父はパティスリーを経営している。

店の名前は「みかん」を意味する「MANDARINA」という。

子供の頃は本人も父親の店を手伝っていたそうで、フェネルバフチェ移籍の際には関係者がこのパティスリーに訪れて交渉したとか。Googleの口コミ評価も4.6と高いレートで嘘か真かエディン・ジェコもこの店に来たことがあるという。

2019年のマケドニア最優秀選手はこのパティスリーから誕生した。

エリフ・エルマスのプレー動画

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