【新日本】IWGP世界王者・鷹木がLIJの大逆襲を予告!「薄情なあいつらも俺みたいな激情型に変わるかもな」

ベルトを肩にかけた鷹木は力強くポーズを決めた(新日本プロレス提供)

新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の大逆襲を予告だ。大阪城決戦(7日)でオカダ・カズチカ(33)を撃破し新王者となったザ・ドラゴンは、欠場中の高橋ヒロム(31)に早期復帰エールを送った上で、低空飛行が続いたユニットの完全復活を見据えた。

オカダとの新王者決定戦を制した鷹木は、飯伏幸太(39)を最初の挑戦者に指名。オンラインで行われた一夜明け会見では「飯伏幸太って何を考えてるのか分からないんでね。何度も対戦してあいつの気持ちを確かめたいというのはあるんで、できれば前哨戦は何度か組んでもらえたら。(タイトル戦の)場所は会社に任せる」と要望を口にした。

会見中は「ぐったりとしてるね。ダメージと疲労で」とさすがの元気ハツラツおじさんも消耗した様子だったが、はるかに上回る充実感もあった。大阪城大会後は古巣・ドラゴンゲートのレスラーたちからもSNSで祝福の声が相次いだ。鷹木は「俺の龍魂にはドラゴンゲートの魂も少なからず入ってるから、そりゃうれしいよね」と目を細める。

また、試合後の控室で唯一「おめでとうございます」と声をかけてくれたのは、現在欠場中で大会のゲスト解説を務めたヒロムだった。「薄情な他のメンバーは試合が終わった瞬間に帰ったらしいけど、ヒロムだけは労をねぎらってくれてね。考えてみれば(2018年の)ヒロムのケガで(新メンバーとして)俺が来て、今年(2月)の盛岡では俺とのタッグでケガをしてしまっている。そんなヒロムが今回の試合で解説してたのには、何かつながりを感じるよね」。ヒロムは大阪城大会前に断裂した左大胸筋が完治したことを報告しており、鷹木は「早く復帰しろよ」とエールを送ったという。

振り返れば2月にヒロムがIWGPジュニアヘビー級王座を防衛したのを最後にユニットは低迷が続いた。メンバーの王座戦は5連敗中だったが、ついに鷹木がこれをストップした。

「LIJの中で化学反応が起こるかもしれないけど、今年になって結果がついてこない中で、一つ俺が結果を残した。内藤(哲也)とSANADAもタッグのベルトを狙ってるし、ここでヒロムが復活してくれたらBUSHIにもいい刺激があるだろうし、薄情なあいつらも俺みたいな激情型に変わるかもな」。プロレス界随一の人気ユニットが、再び話題の中心になりそうだ。

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