DeNA宮崎 前日負傷も連続適時打で復活も今度はオースティンが負傷

4回にタイムリーを放った宮崎

DeNA・宮崎敏郎内野手(32)が9日の西武戦、5―3で迎えた4回第3打席で3点適時二塁打を放ち西武を突き放した。

宮崎は8日の試合では打席中に左手親指を痛め、6回の守備で途中交代していた。三浦監督も「練習を見て判断する」と慎重な姿勢も見せていたが、試合前の打撃練習では2本の柵越えを見せ、復調をアピール。「5番三塁」で先発出場した。

前の打席でも左前適時打を放っていた宮崎は二死満塁の好機で打席が回ると西武2番手・森脇の初球を叩き、3塁線上を抜ける鋭い打球。一塁走者・オースティンの激走もあり走者一掃の3点適時二塁打となった。

宮崎は「チャンスだったので、思い切りいきました」と冷静に振り振り返った。

しかし、激走のオースティンは本塁手前で顔をしかめ、足を気にする仕草を見せた。生還後ベンチに戻るとトレーナーたちが駆け寄った。指名打者で出場のため、6回の打席で代打を送られた。

一難去ってまた一難。宮崎は復調も、この日12号2ランを放った助っ人に不安要素が残る結果となった。

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