DeNAが最大6点リード守れず痛恨ドロー 6月絶不調の4番手・エスコバーは〝泣きっ面に蜂〟

試合前、蜂に刺されて虫よけを〝装着〟していたエスコバー(左)

DeNAは9日の西武戦を8―8で引き分け。最大6点リードを投手陣が守り切れなかった。

先発・中川虎大投手(21)が2回に下位打線に打たれ2失点も打線が猛攻で4回までに8得点、試合は快勝ムードかに思われた。しかし、中川虎は4回にも再び下位に捕まり2失点。5回から登板した2番手・砂田もスパンジェンバーグ、愛斗の7、8番に連打を浴び、後を受けた3番手・三上が9番・山田に2点適時二塁打を打たれた。

7回には4番手でエドウィン・エスコバー投手(29)が登板も悪い流れは変えられず。先頭の森を歩かせると二死後メヒア、呉が連続適時打。6点差を追いつかれてしまった。

この日が23試合目の登板となったエスコバーは4、5月に防御率1点台の活躍も、6月に入ると一変。5試合中3試合で失点し、計7失点(自責6)。防御率11・57と苦しい投球が続いている。試合後、三浦大輔監督(47)は「疲れが出てきてるのは確かだと思うが、なんとか今いるメンバーで戦っていくしかないと思うのでがんばってもらうしかない」と鉄腕助っ人の復調を期待した。

実はエスコバー、この日の災難はそれだけに過ぎなかった。埼玉県所沢市のこの日の最高気温は30・8度で真夏日を記録。エスコバーは涼しさを求め、半袖で練習に参加するも、アップ中に利き手である左腕を蜂に刺されてしまったようだ。自然豊かなメットライフの洗礼を浴びてしまったエスコバー。一度ベンチに戻るも虫よけを渡され、長袖を着用し、練習を再開していた。

三浦監督によれば大事にはいたらなかったようだが、エスコバーにとっては散々な一日となってしまった。

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