良い流れを生かせなかった。DeNA中川虎大投手(21)が9日の西武戦(メットライフ)で打線に4点リードをもらうも、4回93球4失点。無念の降板となった。
最速150キロの直球を武器に1番から5番の上位打線は無安打に抑えるも、下位打線に捕まった。2回は2四球でピンチを作ると8番・愛斗に2点適時二塁打。4回には二死二塁でまたも愛斗に適時二塁打。続く9番・山田にも右前適時打を浴び、計4点を失った。
プロ4年目で未勝利の中川虎は今季6試合目の登板(先発4試合)。前回2日のソフトバンク戦(横浜)では6回1失点と好投も勝ち負けはつかず。次こそはと挑んだマウンドだったが、またも白星はお預けとなった。
降板後、右腕は「味方が先制点を取ってくれたのに、下位打線を出塁させてしまいリズムに乗れませんでした。一人ひとり全力で、自分の出来ることをしようとマウンドに上がりましたが悔しいです」と下を向いた。