【なでしこジャパン】FW岩渕真奈はウクライナ戦大勝でも危機感「攻撃の部分は満足していない」

岩渕真奈

なでしこジャパンのFW岩渕真奈(28=アーセナル)が、東京五輪へさらなるレベルアップの必要性を痛感している。

岩渕は10日の国際親善試合ウクライナ戦(広島)に先発し、2ゴールを挙げて8―0の大勝に貢献。しかしメダル獲得を目指す本番に目を向ければ勝利だけを喜んでいるわけにはいかない。「8点取れたのはよかったけど、細かい部分、切り替えのところで取り切れなかったり、サイドで人数がいるのに取り切れないシーンとかもあった。攻撃の部分は満足していないので、もう1レベル、2レベル上げていかないといけないと気付かされた試合だった」と振り返った。

さらに選手同士の共通認識を増やしていくことも重要だとした。「もう少しボールを運ぶことによって相手を動かせると思うので、パスだけでなく、スペースにボールを運ぶとか、連動という部分で距離感が遠くて難しさはあったけど、もう少し1歩、2歩先をみんなで共有することでもっといい形が生まれる。後半は何本かあって、そういうシーンを増やすのが日本らしさでもある。みんなで共有しなければいけないことは攻守にわたってあると思う」

東京五輪まで時間は限られているが、経験豊富なストライカーは理想のチームづくりへ妥協なく突き進む。

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