好調だったのに… 死球直撃の巨人・吉川が左手中指骨折で離脱へ

死球直後の吉川(左)と元木ヘッドコーチ(中)

巨人・吉川尚輝内野手(26)が10日のオリックス戦(京セラ)で左手に死球を受け、11日から離脱することが決まった。

初回の第1打席で交代した吉川は大阪市内の病院で診察を受けた結果、「左手中指末節骨骨折」「左手中指爪根脱臼」と診断された。グリップを握る左手が143キロ直球とバットに挟まられる形となり、悶絶しながらベンチに退いていた。

打撃の好調ぶりを買われ、5月22日の中日戦(バンテリン)から3番を託され、13試合連続安打もマーク。打率3割1分2厘で攻守に欠かせない戦力となっていたが、当面はリハビリに取り組むこととなった。

毎年のように故障に泣かされてきたが、プロ4年目だった昨季はついに規定打席に到達した。身体能力の高さは疑う余地もなく、唯一とも言える“泣き所”だった故障も乗り越えた矢先の不慮のケガ。今は一日も早い復帰を祈るしかない。

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