矢代農園 甘くて大きな粒実る 12日からサクランボ狩り  コロナ対策講じて楽しんで

 木之内グループ(上越市石沢、木之内吉夫代表)が運営する「矢代農園」(同市寺町)は12日から、サクランボ狩りを始める。今冬の雪の影響はあるものの、甘くて大きな粒が、はち切れんばかりに実っている。

 同園は、甘みと酸味のバランスが良く人気の佐藤錦を中心に、ジャボレー、サミットなど約400本のサクランボをビニールハウスで栽培している。

 今年は大雪のため倒木、枝折れなど全ての木が被害に遭った。そのため例年より花が咲かず実も少ないが、その分、栄養が行き渡り、粒は大きく甘みが凝縮されている。糖度は23度(8日現在)と市販品より4~5度高い。

 同園の木之内克也代表(48)は「園内ではマスク着用、互いに一定の距離を取るなど新型コロナウイルス感染症対策を講じ、サクランボ狩りを楽しんでほしい」と話している。

佐藤錦は例年より大粒の実がなっていると話す同農園の木之内代表

 営業は27日までの土日曜。実がなくなり次第終了となる。時間は午前9時から午後4時まで。入園料は1人500円(4歳以上)。もぎ取り分は100グラム500円で量り売りする。場所は国道18号上箱井交差点付近。案内看板とのぼり旗が目印。問い合わせは同農園(電025・524・2173)へ。

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