かつての筑豊炭田、いまは北九州都市圏のベッドタウン。中間市長選は現新3名の争い!

6月6日に告示された中間市長選には、現職の福田健次(ふくだ・けんじ)氏(60)、新人の嶋津淳一(しまづ・じゅんいち)氏(67)、新人の植本種実(うえもと・たねみ)氏(72)の無所属3名が立候補しました。投開票は6月13日に行われます。

今回は福田市政の是非、財政再建のための市立病院や中央公民館などの廃止が争点と考えられます。

市民に愛され市外の人たちも憧れる街づくりを

福田氏は石川県小松市生まれ、高知大学理学部数学科中退。俳優、ローカル情報番組パーソナリティー、FM局パーソナリティー等を経て、2017年の中間市長選に初当選。今回は2期目への挑戦となります。

福田氏は以下の政策を掲げました。

・小中学校給食費の完全無償化
・歴史や文化を活かし全国から注目される観光イベントの開催
・いつまでも元気に人生を謳歌するためのパワーを充電できる健康づくりのイベントの開催
・老朽化した市立病院の早期建て替えと、誰もが質の高い医療サービスを受けられる体制づくり
・官民一体となった「福祉の街・なかま」を目指す
・行政機構の大胆な改革を実行し、歳出・歳入の徹底した見直しを行い「税の無駄遣い」をなく
・教育環境を積極的に整備し、中間市が「教育の街」になるよう最大の力を注入する
・保育園・幼稚園の費用無償化と小中一貫校化を強力に推進する
・行政サービスの広域化を積極的に推進し、市民の生活にかかる負担軽減を実行する
・安心・安全に暮らせるように市内への「警察署の誘致」を最優先に取り組む
・災害に強い防災体制をさらに整備する

 

多くの声を聞きながら市政を進めたい

嶋津氏は中間市生まれ、八幡大学(現 九州国際大学)卒業。市の臨時職員を経て、中間市消防本部に入庁しました。市消防本部救助隊長・警防係長・予防課長、市消防署長を歴任しました。

嶋津氏は以下の政策を掲げました。

・2020年9月に廃止された東部と西部の市出張所の再開
・民間病院と県営運動公園の誘致
・小集会等の開催により多くの人の意見を聞きながら施策を決定する
・施設の廃止ではなく、市長が知恵を絞って財政難を乗り切る

デジタル化を推進し行政サービスの維持・向上を

植本氏は中間市生まれ、早稲田大学卒業。1978年から青果業を始め現在に至ります。1999年の中間市議選に初当選、以降6期連続当選しました。産業消防委員長、中間商工会議所役員、市議会副議長、中間市商工会議所青年部会長、水道建設委員長、行政改革委員会委員長等を歴任しました。

植本氏は以下の政策を掲げました。

・生活を救うため5億円のコロナ緊急経済対策を実施する
・中間市すべての世帯に一律2万円支給する
・コロナ接種カーの導入およびワクチン接種促進
・緊急事態宣言下の飲食店への中間市独自支援実行
・新型コロナウイルスのワクチン接種の円滑化
・市立病院廃止後の医療体制として、新中間病院との連携や地域包括ケアシステムの確立
・「職員と組織の質の向上」と「財政基盤の確立及び選択と集中によるサービスの見直し」の2つの柱として、行財政改革を断行する
・中間市総合計画の策定 (中間市まちづくり基本構想)
・市役所の全ての事業を見直し、無駄な事業の廃止やデジタル化を推進による行政サービスの維持・向上
・中間再生会議の設置
・市政における三役(市長・副市長・教育長)の報酬の見直し
・自治基本条例の制定
・人権尊重のまち作り条例の制定
・市内循環型バスを運行し、通院・買い物などを便利に

 

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