澤村の右股関節痛は軽症 負傷者リスト入りは回避 指揮官「彼はフルで行ける」

復帰へ万全の澤村(ロイター)

レッドソックスのコーラ監督は11日(日本時間12日)のブルージェイズ戦前の会見で右股関節痛により登板を見合わせていた澤村拓一投手(33)について「彼はフルで行ける。準備は整っているし、実際に昨日も登板可能だったが、賢明な判断として(休養を)もう一日取った」と語った。指揮官は前日10日(同11日)の会見では、澤村が前回登板後から治療を受けており、負傷者リスト(IL)入りする可能性があると話していた。

澤村は7日(同8日)のマーリンズ戦で1回1/3を無安打無失点に抑え2勝目を挙げた後、右股関節に違和感を訴えていた。IL回避はチームにとって朗報だ。澤村は当初、制球に苦しんだものの、登板を重ねるごとに安定。メジャーならではの連戦や長距離移動にも適応している。

ここまで22試合に登板し、2勝0敗、4ホールド、防御率2・63。高速スプリットを武器に9イニングあたりの奪三振率は守護神バーンズの15・48、中継ぎ左腕ヘルナンデスの13・50に続く12・38をマークしている。

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