ナショナルズ・シャーザーが12球で降板も大事に至らず

【ジャイアンツ1-0ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

ナショナルズはジャイアンツ先発のアンソニー・ディスクラファーニの前にわずか2安打に終わり、1対0で完封負け。先発したマックス・シャーザーがわずか12球で降板するというアクシデントも発生した。シャーザーの早期降板は股関節の痛みが原因だったが、MRI検査を受けた結果、炎症が見つかったものの、筋肉の損傷はなし。シャーザーは「ケガの状態としては最善のシナリオであり、すぐに収まると思う」と話している。

シャーザーは1回表先頭のラモンテ・ウェイドJr.をレフトフライに打ち取り、2番のブランドン・ベルトに6球目を投じたあと、マウンドでストレッチを始めた。シャーザーは「ベルトに投球したところで突然、股関節に痛みを感じたんだ」とコメント。結局、続投することなく、2番手のパオロ・エスピーノにマウンドを譲った。このエスピーノが4回表にバスター・ポージーに11号ソロを被弾。これがこの試合唯一の得点となってナショナルズは敗れた。

一方、ジャイアンツ先発のディスクラファーニは9回103球を投げて被安打2、奪三振8、与四球1、失点0という素晴らしいピッチングを披露。7回裏にはフアン・ソトの同点弾かと思われた大飛球を左翼マイク・トークマンが好捕するファインプレーもあり、今季2度目の完封勝利をマークした。「あれは素晴らしいプレーだった。捕ってくれていなかったら同点になっていたからね」とトークマンに感謝したディスクラファーニ。シーズン2度の完封勝利は、ジャイアンツでは2016年のジョニー・クエイト以来5年ぶりの快挙となった。

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