韓国代表のエースＦＷ孫興民（※ソン・フンミン＝トットナム、２８）が、欧州選手権で一時意識不明となったデンマーク代表ＭＦクリスティアン・エリクセン（２９＝インテル）を激励するゴールパフォーマンスを見せた。
孫は１３日に行われたカタールＷ杯アジア２次予選レバノン戦で１―１の同点から決勝ゴールとなるＰＫを決めた。
韓国メディア「イーデイリー」などによると、孫はＰＫを成功させた後にすぐさま中継用カメラに向かって走って行き、レンズに顔を近づけて「２３」の番号を指で作った。このゴールパフォーマンスは、欧州選手権１次リーグのフィンランド戦で試合中に突如倒れたエリクセンが昨季まで所属したイングランド・プレミアリーグのトッテナムで付けていた背番号を示したもの。孫はエリクセンと同い年でトットナム時代は好連係を見せ、公私ともに親交が深かった。エリクセンを襲った悲劇に、友情のパフォーマンスで激励したのだ。
孫はレバノン戦の試合前にも自らのＳＮＳアカウントにエリクセンとともにプレーした際の写真を投稿。「私のすべての愛をエリクセンとその家族に送る。がんばれ兄弟」と盟友に向けた文章をつづった。
エリクセンは意識を取り戻して快方に向かっているものの、まだ予断を許さない状況。孫の激励が届き、回復に向かうことを祈るばかりだ。
