DeNAがついに最下位脱出 エース今永は7回1失点309日ぶり勝利「もっと上目指していく」

DeNA今永昇太

DeNAが13日、日本ハム戦(札幌ドーム)で4―1と勝利。今季初めてリーグ最下位を脱出した。この日敗れた広島と勝率3割7分5厘で並んだが、勝利数で上回るDeNAが「マイナス1ゲーム差」で5位に浮上した。

今季4試合目の登板となったエース今永昇太投手(27)が7回1失点で6三振を奪う力投を見せ、昨年10月の左肩手術から復帰後初勝利をつかんだ。持ち味の強気の投球を見せつけ、直球も最速149キロをマーク。2回に万波の同点ソロを被弾したものの、再び対戦した2点リードの4回二死一、三塁の場面では直球だけで最後はバットに空を切らせ、3球三振に仕留めた。

打線も初回に佐野、3回にはソト、今永とバッテリーを組んだ伊藤光の適時打などが飛び出し、エースを援護。昨年8月8日以来、実に309日ぶりの白星を手にした今永は「支えてくれた人たちにささげる一勝だと思っている」と安堵の表情を浮かべた。

完全復活を印象付けたエースは「これからはもっと上を目指していく」と力強く話し、球団史上最高となる交流戦3位の成績を残したチームとともにリーグ戦での巻き返しを誓っていた。

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