糸魚川市職員と会社部長を起訴 1人は不起訴 新潟地検

 新潟地検は8日、官製談合防止法違反などの疑いで5月19日逮捕された糸魚川市都市政策課建築係長、久保田雅樹容疑者(48)と公契約関係競売入札妨害の疑いで同日逮捕された猪又建設(同市大町1)の営業部長、古川浩容疑者(69)を起訴した。公契約入札妨害の疑いで同日逮捕された同社営業係長(32)は不起訴とした。

 久保田被告は昨年11月下旬、市が発注する同市押上の新駅公衆トイレ整備工事について、営業係長に予定価格を教示し、同12月8日、制限付き一般競争入札で予定価格に近い1900万円で落札させたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われている。古川被告は久保田被告の教示に基づき、1900万円で落札して公正な入札を妨害したとして公契約入札妨害の罪に問われた。

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