モウリーニョ、失神したエリクセンの無事を泣いて祈ったと明かす「何百万人が同じ事をしたはず」

 ジョゼ・モウリーニョは、試合中に倒れたデンマーク代表クリスティアン・エリクセンの無事を泣いて祈ったと明かした。

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 29歳エリクセンはフィンランド戦の前半終了間際に突然倒れ、ピッチ上で心肺蘇生の応急措置を必要とする緊急事態に。幸い代表やスタジアムのメディカルスタッフによる迅速な対応で意識を取り戻し、チームドクターは搬送先の病院で安定した状態にいると報告した。トッテナムでエリクセンを指導していたモウリーニョは、衝撃的な事件を受け泣いて無事を祈ったと語っている。

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「昨日起こったことが頭から離れない。今日はエリクセンの無事を祝う日であり、悲しむべきではない。神があの瞬間に見ていたんだと信じている。全てが一体となって、クリスティアンが生きることを可能にしたんだ。サッカーよりずっと重要な事だったが、同時にサッカーのいい価値観を示したと思う。愛、連帯感、家族愛。それは彼の家族だけでなく、サッカーが人々を一つにしたんだ。私は祈りを捧げ、そして泣いた。世界中の何百万人が同じ事をしただろうか。私は祈りが届いたと信じている。なぜならサッカーが人々を一つにしたからだ」。

モウリーニョは泣いてエリクセンの無事を祈ったと明かす Photo Catherine Ivill

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