韓国代表のエースＦＷ孫興民（２８＝トットナム）が、東京五輪にオーバーエージ（ＯＡ）で出撃する態勢を整えてきた。
Ｕ―２４韓国代表の東京五輪メンバーは３０日に発表予定。五輪出場にあたっては、所属クラブに選手派遣の義務が発生しないため、まだ出場が確定しているわけではない。本人は「クラブと話し合わないといけないが、僕が本当に助けになるのであれば（ＯＡを）拒む理由はない」と前向きに話している。
そんな状況ではあるが、韓国メディア「スターニュース」によると、東京五輪に向けて同国選手団が新型コロナウイルスのワクチン接種を進めている中、今月はＡ代表の活動に参加している孫も先月２７日に１回目のワクチン接種を終えたという。さらに韓国サッカー協会による「今月中に２回目の接種をする予定だ」とのコメントを伝えた。
所属クラブとしては、来季開幕を控えたプレシーズンの時期に東京五輪で離脱されることを嫌うだけに、五輪参加を認めない可能性は高いものの、１次リーグＡ組の日本が２位突破で同Ｂ組の韓国が１位突破なら、いきなり決勝トーナメント１回戦で激突する。韓国の絶対的エースの出場可否は、日本にとっても無関心ではいられない。
