中日にトレード移籍の加藤翔平が入団会見「名古屋はご飯がおいしいというイメージ」

入団会見でポーズをとった加藤翔平

ロッテからトレードで中日に加入した加藤翔平外野手(30)が16日、バンテリンドームで入団会見を行った。背番号は交換トレードでロッテに移籍した同姓の加藤匠馬捕手がつけていた「52」に決定した。

会見で「これからドラゴンズの勝利のために全力で頑張っていきたい。トレードという話を聞いたときは、びっくりした気持ちもあったけど、選手として新たなスタートだと思う。こういう機会を与えてくださった両球団に感謝したい」と述べた。

昨季二軍のイースタン・リーグでは3割4分5厘の打率を残して首位打者を獲得。ここまで今季は一軍では主に代打で20試合で打率2割2分ながら、二軍では20試合で打率3割6分9厘、4本塁打、18打点を誇る。

中堅の大島以外、固定できていない外野争いに加わるが、自身のアピールポイントについて「脚もそうだけど、打たないとなかなか試合には出られないと思うので、まずは打撃でどんどんアピールしたい。自信というか、やっていかないとプロの世界で生き残ることはできない。遠慮なく、どんどんガツガツしてやっていきたい」とし「100%やってやるぞという気持ち。不安とか言ってられない。ドラゴンズが優勝、日本一になるために身を粉にして全力プレーで頑張りたい」と決意を語った。

同席した与田監督は「非常に走攻守揃った選手。スイッチヒッターで、両方ともパンチ力がある打者。脚の速さ、守備範囲、トータルで非常にレベルの高い。私がパリーグにいたときもよくやられていたので、そういう才能を発揮をしてもらいたい」と期待を寄せている。

名古屋との縁について加藤は「全然ない。土地勘も全くないので、不安というか右も左もわからない」と打ち明けるが「前回に名古屋で試合があったときにみそかつを食べたらすごくおいしかったので、名古屋はすごくご飯がおいしいというイメージがある」と〝名古屋めし制覇〟も楽しみにしている。

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