中日球団幹部がロッテ契約解除の清田獲得の有無に言及「今季中はありません」

契約解除となった清田育宏

中日が無期限謹慎処分の解除直後に、不倫デートを報じられるなど球団ルールに反する行動を取っていたとしてロッテを契約解除された清田育宏外野手(35)の獲得の有無について言及した。

中日の球団幹部は「今はないです。今季中はありません」ときっぱりと否定。その上で「ドラゴンズにとって戦力的にプラスになるのかもしれないが(支配下選手登録)枠のこともあるし、なぜロッテさんが契約解除をしたのか、ということがある」と説明した。

チームは24日現在、12球団で唯一、2点台のチーム防御率を誇りながら借金6のリーグ5位にあえいでいる。ここまで貧打が深刻で、チーム打率2割3分6厘はリーグワースト、18本塁打、115打点、125得点はいずれも12球団ワーストだ。特に外野手は大島が中堅で不動のレギュラーを張っているが、主力の平田、新外国人のガーバーが打撃不振で二軍落ちしており、右翼と左翼は根尾や福田、井領らが務めている状況となっている。

それだけにネット上などでは「中日清田ありそう」「清田は外野が手薄な中日なら補強ポイントにはまっている」「レフトで3番打てる」「補強ポイント的にピンズドでは」「中日獲れよ」との声が多く上がっていた。

清田は2009年ドラフト4位で入団。昨季まで919試合に出場し、打率2割5分8厘、58本塁打、333打点の成績を残している。前出の球団幹部は「それ(たび重なる不要不急の外出や。不倫など)をして解雇にあたるような事由になるのか、処分が重いのではないかという意見もいろいろ出ているようだが、ロッテさんが苦渋の決断で契約解除したわけだから、それをウチが補強しますというようなことはできない」としたが、来季以降の獲得の可能性については「それは言えません」と話すにとどめた。

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