肩痛で降板のデグロム 3回8Kで防御率0.54、打率.423

【カブス3-6メッツ】@シティ・フィールド

メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムがまたしても故障による早期降板を強いられた。前回登板を右屈筋腱炎により6回80球で終えたデグロムは「状態に問題なし」との判断でローテーションの順番通りに今日のカブス戦に登板。3回までに8つの三振を奪い、打者9人をパーフェクトに抑える快投を見せていたが、右肩の痛みを訴え、わずか3イニングを投げただけでマウンドを降りることになってしまった。なお、メッツは6対3で勝利し、3連勝でカブス3連戦の勝ち越しを決めている。

初回から100マイルを連発してカブス打線を三者凡退に抑えたデグロムは、2回表と3回表をいずれも3者三振に仕留め、初回の最終アウトから圧巻の7者連続三振。この快投により、今季の防御率は試合前の0.56から0.54に向上した。また、2回裏二死3塁のチャンスで回ってきた第1打席では、カウント3-2からの7球目をライト前に弾き返すタイムリー。1打数1安打1打点で今季の打率も.400から.423にアップした。

ところが、3回表の投球中に何らかのアクシデントが発生したとみられ、わずか51球、3イニングを投げただけで降板。第一報は「右肩の痛み」と伝えられた。試合後の簡単な検査によると、大きな故障は回避できた模様だが、明日改めてMRI検査が行われる予定となっている。100マイル超の速球を連投し、開幕から圧倒的なピッチングを続けているデグロムだが、その代償として32歳の右腕の身体は悲鳴を上げ続けている。

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