〈動画あり〉感謝モットー成果発揮誓う 県消防救助技術大会へ 上越地域消防局 選手25人が披露

 新潟市で19日に開かれる「第37回県消防救助技術大会」に向け上越地域消防局は16日、上越市藤野新田の同消防局訓練場で消防局長点検を実施した。7種目に出場する選手25人が訓練の成果を披露し、上位入賞を誓った。

 昨年は新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの大会。同局管内からは「基礎訓練の部」に2種目4人、「連携訓練の部」に5種目5チーム(21人)が出場し、上位入賞者、チームは7月8日の東北大会(仙台市)、10月9日の全国大会(福岡県北九州市)へ進出する。

 16日は、地元の保育園児も応援に駆け付ける中、出場職員が訓練を披露。ロープで建物間を移動しての救助活動や要救助者の引き上げなど、スピードと安全性を両立させながら、仲間との連携や要救助者の安全を考慮する困難な内容で、一年間の訓練成果を出し切った。

単独から仲間との連携まで。2年ぶりの大会に向けて、出場する25人が訓練成果を披露した

 上越消防署特別救助隊の竹田和真消防士長は「昨年は大会中止で目標を見失いそうになった一方で、当たり前のように訓練できる環境は、仲間や市民、家族など多くの人の支援と協力があってできているなど、多くのことを学んだ。感謝をモットーに、大会で訓練成果を十分に発揮することを誓う」と決意表明。池田聡消防局長は「自分と仲間を信じてベストを尽くし、代表として自信と誇りを持って健闘を」と激励した。

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