チアリーディングUSAナショナルズ全国選手権大会  上越のチームも躍動

チアリーディングのUSAナショナルズ2021全国選手権大会がこのほど、バーチャル(映像審査)で行われた。全国で1500超チーム参加の各地区予選を勝ち上がった126チームによるリモート演技と結果発表がライブ配信された。上越地域からも出場した。

「R.G.O GENESIS」のメンバー(後列)と笠原コーチ(右)、水本コーチ(左)、ジュニアメンバー(提供写真)

迫力の演技で準V GENESIS

 一般社団法人レインボージムナスティックス大潟チアリーディングチーム「GENESIS(ジェネシス)」はジュニア編成(小学5年生以上中学3年生以下)チアリーディング部門レベル3スモールに出場し準優勝。1位との差はわずか0・58だった。

 メンバーたちはわずかの差に悔しい思いをしたが、次につながるための経験と捉え、練習を頑張っている。

 出場メンバーは小学6年生~中学3年生(3月大会時)の5人。出場チームの中では最も少ないという。笠原園花ヘッドコーチは「全国大会準優勝という素晴らしい結果を残した5人の選手に拍手。誰か一人だけ頑張るのではなく、かつ、一人も欠けることなく、5人全員が努力した結果を評価いただけた。外部の方からも『5人とは思えない迫力のある演技』『心震える演技』といううれしい言葉を頂き、全国の皆さまにそのような演技をお見せでき非常にうれしく思う」とメンバーをたたえた。

 水本賢チームコーチ(地域おこし協力隊)は「5人中3人が受験生で思うように練習ができない中、今まで練習してきたことを最大限発揮し、結果を残すことができた。これからも練習に励み、上を目指し極めていってほしい」と期待した。

 副キャプテンの牛木梓さん(関根学園高1年、大会時は城東中3年)は「新型コロナウイルス、大雪と大変な一年でしたが、全国大会2位という結果を残すことができてうれしい。ジムリーナという素晴らしい環境で練習ができていること、コーチ、両親などに日々練習させていただけていることに感謝し、今年度は優勝できるよう練習していきたい」と目標を話した。

出場2チーム入賞 SSC

 上越のSSCチアリーディングスクールからは2チームが出場し入賞。「Shooting Stars(シューティング・スターズ)」はシニア編成(小学5年生以上高校生以下)チアリーディング部門レベル2スモールで3位。

「Shooting Stars」のメンバー(提供写真)

 チーム最年少の樗澤結衣さん(城東中2年)は「予選の演技を反省し、一つ一つのタンブリング、動きを大きくすることを意識した。予選よりシャープかつ迫力のある演技ができたので良かった。次の目標は、体力を付けてタンブリングをもっとそろえて、演技の後半の細かいところまで、さらにそろえていきたい」と課題を挙げた。

 「POLARIS(ポラリス)」はシニア編成チアリーディング部門レベル1スモールで2位。トップとは0・34差。

 新キャプテンの川合朱華(あげは)さん(糸魚川高3年)は「予選の時よりも一人一人が丁寧に輝ける演技ができた。7人(大会時)の気持ちが一つだったからこそ入賞することができた。目標としていた1位は取れなかったので、次の大会に向けて、さらなる高みを目指していきたい」と目標を話した。

「POLARIS」のメンバー(提供写真)

 両チームを指導している笠原亜希子コーチは、シューティングスターズの演技について「一つ一つ、技のタイミングや角度、細かいところまでそろえることに集中し、クリーンで美しい演技をすることができた。妥協せず取り組めたこと、みんな納得の演技ができたことを大変うれしく思う」、ポラリスの演技について「集団でそろえる技を増やし、技のスピードを上げていく練習を行ってきた。卒業メンバーも含め気持ちが強く、技術面はもちろん精神面でも一丸となってそろい、大会に挑むことができた」とそれぞれ評価した。

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