新潟県が「J-Startup NIIGATA」選定企業を発表、キックオフイベントを開催

「J-startup NIIGATA」に選定された企業の代表者

新潟県は5月26日、公益財団法人にいがた産業創造機構、 関東経済産業局と共同で取り組むJ-Startupプログラムの地域版「J-Startup NIIGATA」の選定企業の発表を行うキックオフイベントを開催した。

「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取り組みである。

キックオフイベントはITイノベーション拠点である「NINNO(ニーノ)」(新潟市中央区)で開催され、新潟県の花角英世知事や「J-Startup NIIGATA」に選定された20社の企業の代表者が出席した。

今回選定された企業は、株式会社ISEQ(アイセック)、INSIGHT LAB(インサイトラボ)株式会社、株式会社WELCON(ウェルコン)、water-cell株式会社(ウォーターセル)、株式会社ANGEL GROUP(エンゼルグループ)、株式会社Gazo(ガゾウ)、株式会社Cunel work(クーネルワーク)、株式会社KUNO、SIIG株式会社、株式会社ソルメディエージ、taneCREATIVE株式会社(タネクリエイティブ)、ドコドア株式会社、長岡モーターディベロップメント株式会社、株式会社Biomass Resin南魚沼(バイオマスレジン)、FULLER株式会社(フラー)、株式会社Plant form(プラントフォーム)、株式会社Prossell(プロッセル)、株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ)、株式会社ユニークワン、株式会社Lipronext(リプロネクスト)の20社。

開会の挨拶を行う花角知事

イベントの冒頭で花角知事は、「新潟にこうした事業ができるということを大変誇りに思う。選定された皆さんの活躍が後に続く若手起業家の刺激となり、励みとなり、目標となるよう期待している」と開会の挨拶を行い、その後選定された企業の代表者がそれぞれショートスピーチを行った。

デジタルパートナー事業を展開するFULLER株式会社の代表取締役会長の渋谷修太氏は、「新潟という場所からデジタル化を進め、新潟をロールモデルとして全国のデジタル化を牽引していくような企業になっていきたい。皆様と一緒に引き続き新潟を盛り上げていけたらと思う」と話した。

また、集客支援、採用支援、自社運営メディア「にいがた通信」などを運営するインターネット広告会社である株式会社ユニークワンの代表取締役社長の立川和行氏は、「私が創業当初から掲げていた“新潟初のメガベンチャー”をビジョンとして、これからは国内のみならず海外に積極的に展開していきたい」と今後の展望を話した。

FULLER株式会社 代表取締役会長の渋谷修太氏

株式会社ユニークワン 代表取締役社長の立川和行氏

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