元横浜大洋ホエールズ屋鋪要さん、今はラベンダー名人 横須賀の病院に苗寄贈

病院の屋上庭園でラベンダーの苗植えを行う屋鋪さん

 花で入院患者の心を癒やしたい─。元プロ野球・横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)で「スーパーカートリオ」の一員として活躍した屋鋪要さんが17日、神奈川歯科大学付属病院(神奈川県横須賀市小川町)にラベンダーの苗を贈った。同病院の屋上庭園で、屋鋪さん自身が苗植えを行った。

 屋鋪さんは現在、都内で社会人軟式野球チームの監督を務めている。親しい知人からラベンダーの苗をもらったことをきっかけに魅せられ、横浜市内の自宅で約110種200本を育てるまでになった。評判を聞いた人から苗を分けてほしいと声が掛かるようになり、県内の福祉施設や公園などに苗を寄贈している。

 屋鋪さんは「大切に育ててもらえればうれしい」と笑顔。同病院の井野智院長は「コロナ禍の中、患者にとって大変ありがたい」と感謝していた。

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