16年間過ごしたレアルを去るS・ラモス…退団に至った経緯を語る「契約延長に承諾したけど…」

 レアル・マドリード退団が決定したセルヒオ・ラモスは、記者会見で涙を流し別れのメッセージを贈った。

 在籍16年で通算671試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ決勝で2度のゴールを含む101得点を記録したS・ラモス。35歳のレジェンドは今シーズンいっぱいで満了だった契約を更新せず、今夏レアルを去る決断を下した。17日にフロレンティーノ・ペレス会長と共に会見を開いたS・ラモスは、「まず最初に言いたいのは、僕は出ていきたいと思っていなかったこと。ここに残りたかったことは知って欲しい」と退団に至った経緯を語っている。

S・ラモスのレアル退団が正式決定 17日にペレス会長と共に会見

「以前に年棒10%減額の1年延長が提示された時、家族が平穏に継続して暮らせるようにと2年契約を望んだんだ。その後僕は“OK”と言ったけど、テーブルの上にあったオファーは期限切れだと言われた。オファーに有効期限があるなんて知らなかったよ。色々な意見があると思うけど、まずは全容を知ってもらいたかったし、会長もクラブもお金の問題ではないと理解している」。

「1月に契約最後の6ヶ月に入ったとき、いくつか電話があった。だけどレアルを去ることが決して考えてなかったんだ。人生は続いていく。一つの時代が終わり、新しい時代が始まる。今は他のクラブの話をしている場合ではないけど、自分に合ったクラブを見つけよう。セビージャは素晴らしい時間を過ごしてきたけど互いに選択肢にはないし、バルセロナは絶対にない」。

S・ラモスが退団に至った経緯を語る Photo Quality Sport Images

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