久米島、伊江でロウニンアジ

 仕事の都合で久米島に住んで3カ月の大城泰自さん。久米島と奥武島とのリーフに架かる橋(人道橋)の上からこれまで何度か大きなロウニンアジの姿を確認していた。12日、その大物を釣ろうと友人と2人で出掛けた。まずは橋の上から大物の姿を確認すると、橋の下に下りて、サバヒーの頭を餌にチョイ投げでアタリを待った。

 15分ぐらいたつと、竿(さお)をひったくるような強烈なアタリがあり、ラインが30メートルほど引き出された。それからラインを巻いては、引き出される繰り返しで30分。掛かった大物も弱ってきたので、浅瀬に移動。尾にロープを巻いて引き上げたのが136.5センチ、37.5キロのロウニンアジだった。

 9日から大物狙いで伊江島に遠征した海武者の山入端強さん。島内のリリーフィールドで大物を狙って竿を出したが、11日夜まで粘ってもアタリがないので、携帯をいじり始めたら、シジャーの1匹掛けで振り込んでいた大物仕掛けにヒット。ファーストランで100メートルほどラインを引き出されたところで止まった。ズルズルと根を擦るような感触が伝わったが、どうにか根ズレでラインが切れることは免れた。

 その後は、左右に走り回り抵抗されたが、10分ほどで足元まで寄せることに成功。仲間と協力して堤防まで引き上げたのは134センチ、33.85キロのロウニンアジだった。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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