巨人が18日、首位阪神との直接対決(甲子園)で1―7の大敗を喫して3位に転落。ゲーム差は今季最大の8に広げられた。
先発したメルセデスは2回に3点を先制され、原辰徳監督(62)は3回に無死満塁のピンチを招いたところで降板を命じた。ただ、この継投策が裏目に出て、傷口をさらに拡大させる結果となった。2番手の田中豊はサンズに最も避けたい満塁本塁打を浴び、序盤で背負った7点のビハインドが最後まで重くのしかかった。
3連戦初戦に〝虎キラー〟のメルセデスを先発させ、勢いづかせたかったはずが3回途中6失点の返り討ち。原監督は「ゲームを作るというか、スターターの役割を(果たせなかった)、というところでしょうね」と淡々と総括した。
攻撃では初回に二死満塁、3回は二死一、二塁のチャンスを作ったものの、いずれも6番の中島が凡退し、相手先発の西勇を打ち崩せなかった。これには「うーん、チャンスで(1本が出なかった)というところがありますね」と歯切れも悪かった。
前半戦とはいえ、8ゲーム差は決して小さくはない。最後は「明日、頑張ります」と力強く締めたが、猛虎に食らいつくためにも流れを変えたいところだ。