「夜間救急」「ごみの分別」 LINEで自動回答 佐世保市が導入

チャットボット機能を本格導入した佐世保市のLINE

 長崎県佐世保市はLINE(ライン)の公式アカウントに、市民の質問に自動回答するシステム「チャットボット」のサービスを追加した。子育てやがん検診、ごみの分別などの質問に応じ、市は「市民が知りたい情報をすぐにいつでも提供できるようになる」としている。
 サービスは、表示される項目の中から知りたい情報を選ぶと会話形式で回答が返ってくる。「子育て」「証明書手続き」など大きく8項目で「がん検診」の項目では、対象年齢や受診場所といった情報が表示される。「ごみの分別・カレンダー」は、分別方法を知りたい品目を書き込むと捨て方などを案内。「休日・夜間の救急」は、急病診療所の診療時間や診療科、子どもが急な病気になった場合の連絡先などを伝える。
 市はサービス提供を前に、昨年9~12月にかけて実証実験を実施。利用数や使い勝手などを確認し、利用者の約8割が「使いやすかった」と回答した。今月から提供項目を増やして本格導入し、市DX推進室は「(情報の)探しやすさが向上していると思う。積極的に利用してほしい」と話している。

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