「コロナと筋痛性脳脊髄炎 研究を」 患者会の請願採択 衆参厚労委

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 原因不明の極度の心身の消耗などが続く「筋痛性脳脊髄炎(ME)/慢性疲労症候群(CFS)」の患者会が、国会に提出していた「新型コロナウイルス感染症と筋痛性脳脊髄炎の研究を求める請願」が18日までに、衆参の両厚生労働委員会で採択された。
 患者会はNPO法人筋痛性脳脊髄炎の会(東京)で、長崎県など全国で集めた2万筆を超える署名とともに提出。北村誠吾衆院議員、冨岡勉衆院議員らが紹介議員になった。採択は16日付。
 同会によると、「ME/CFS」は神経免疫系の難病で、確立された治療法はない。約3割の患者が寝たきりに近い状態で、ほとんどの患者が職を失う深刻な実態が明らかになっている。請願は新型コロナ感染の後遺症として発症した事例があるとして、その実態調査や、新型コロナとこの病気に焦点を絞った研究を神経免疫の専門家を中心に早急に開始する体制を整えるよう求めた。
 同会理事で、署名活動に中心的に関わった諫早市のNPO法人「有明支縁会」理事長、草野紀視子さん(51)は「こうした病気があることや、後遺症について理解されるきっかけになった。調査や研究が進むよう、有明支縁会としても協力していきたい」と話した。