スーパーフォーミュラ・ライツ第10戦でアレジがSFL初ポールを獲得。第11戦は名取がポールに

 Buzz Presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会は6月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで第10戦/第11戦の公式予選が行われ、第10戦でジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)がSFLでの初のポールポジションを獲得。第11戦は名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がポールポジションとなった。

 6月17日から専有走行が行われてきた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会。6月17日、18日ともドライコンディションで行われ、専有走行1回目と2回目はアレジが、3回目は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)がトップタイムをマークしてきたが、迎えた6月19日(土)は朝から雨模様。直前に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権のフリー走行で赤旗中断が相次いだが、オンタイムの11時05分から公式予選がスタートした。

 最も1コーナー寄りのピットであるアレジを先頭に、少しずつタイムが縮められていくが、開始から8分が経過したところで、ランキング首位の名取が1分30秒677をマーク。これにアレジが1分30秒741、佐藤蓮(TODA FIGHTEX)が1分30秒937で続いていく。

 名取はさらに4周目、1分30秒307にタイムを上げると、7周目には1分30秒107をマーク。佐藤が2番手、アレジは3番手につけ、平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)と続き各車は一度ピットへ戻った。

 上位陣でいち早く2回目のアタックへ向かったのは佐藤。アレジや名取も残り12分を切ったところでコースインし、タイヤをウォームアップさせていく。残り9分のタイミングで佐藤は1分30秒438にタイムを伸ばすも、名取のタイムにはわずかに及ばない。

 そんななか、残り7分というところでアレジが1分30秒288をマークし2番手へ。さらに残り5分で1分30秒045をマークし、ついに名取のタイムを塗り替えトップに躍り出た。名取も1分30秒054をマークし、さらに残り4分を切り続々とタイムを上げていっていたが、そのタイミングでDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が馬の背でコースアウト。グラベルにストップしてしまい、赤旗中断となってしまった。

 予選は11時41分に再開され、残り4分で争われていくが、2周アタックがこなせるか難しいタイミング。そのなかで佐藤が1分30秒104にタイムを上げるも、その他は大きくタイムを伸ばす車両は現れず。アレジがスーパーフォーミュラ・ライツでの初ポールポジションを獲得した。2番手は名取、3番手には佐藤が続き、4番手にセクター2で速さをみせた平良、5番手に河野がつけた。

 一方、セカンドベストで争われる第11戦は名取が1分30秒107でポールポジションに。佐藤が最後のアタックでマークした1分30秒177で2番手、アレジは3番手となった。4番手は平良、5番手は河野で、第10戦と同じ並びとなっている。マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が第10戦、第11戦ともにポールポジションを獲得した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

第10戦 スポーツランドSUGO 公式予選結果(編集部集計)

Pos M No Driver Car Name Team Best Time

1

36 G.アレジ TOM’S 320 TOM’S 1’30.045

2

50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 1’30.054

3

2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 1’30.104

4

37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 1’30.491

5

35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 1’31.377

6

1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 1’31.523

7

3 L.アレン Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 1’32.744

8

10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 1’33.651

9 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1’34.055

10 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 1’34.230

11

30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 1’35.074

12 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 1’39.995

天候:雨 路面:ウエット

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

第11戦 スポーツランドSUGO 公式予選結果(編集部集計)

Pos M No Driver Car Name Team 2nd Best

1

50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 1’30.107

2

2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 1’30.177

3

36 G.アレジ TOM’S 320 TOM’S 1’30.250

4

37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 1’30.779

5

35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 1’31.466

6

1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 1’31.546

7

3 L.アレン Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 1’33.492

8

10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 1’34.007

9 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1’34.334

10 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 1’34.667

11

30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 1’35.119

12 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 1’40.923

天候:雨 路面:ウエット

名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)
佐藤蓮(TODA FIGHTEX)
平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)
河野駿佑(RS FINE K&N 320)
ポールポジションを喜ぶジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)

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