エンゼルス・大谷が3年ぶり20号 角度18度の弾丸ライナーでトップに2差

弾丸ライナーを放った大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は18日(日本時間19日)、本拠地アナハイムでのタイガース戦に「2番・DH」で出場し、5回の第3打席に20号2ランを放った。

エンゼル・スタジアムの観客の度肝を抜く驚弾が飛び出したのは、3―0の5回一死一塁だった。相手先発の右腕ウレーニャがカウント2―2から投じた6球目、内角のツーシームを腕をたたんでフルスイング。角度18度の低い弾道で打ち出した114マイル(約183キロ)の弾丸ライナーは、重力を無視してそのまま右翼席に飛び込んだ。飛距離は400フィート(約122メートル)だった。スタンドのどよめきはしばらく収まらなかった。

これでメジャー1年目の2018年以来、3年ぶりに20号に到達。メジャートップのブルージェイズのゲレロ、パドレスのタティスの22本に2本差と迫る、リーグ単独2位となった。日本人選手で20号に2度到達したのは松井秀喜(5度)以来、2人目だ。

試合前、大谷は自身のインスタグラムでオールスター戦(7月13日=同14日・デンバー)の前日に行われる本塁打競争に出場することを発表した。日本人選手初出場の快挙を自らのバットで祝った。

初回一死無走者の第1打席は、2球で追い込まれて3球目で空振り三振。1―0の3回一死一塁は、カウント2―1からの4球目を高々と打ち上げて中飛に倒れた。

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