喜びがあふれた。広島の中村奨成捕手(22)が19日のDeNA戦(東京ドーム)で8―3の8回に先頭・森下の代打で登場。カウント1―1でDeNA5番手の石田の127キロ変化球をとらえて左翼へプロ初本塁打を放った。
打った瞬間を「ボールがどこに飛んだのかわからなくて」と振り返り「感触が良かったので、入ってくれと思っていました」と祈るような気持ちでベースを回っていたという。それがプロ初本塁打。ベンチに戻ると笑顔を見せた。
1学年下の林、小園、羽月が活躍。とりわけ林は同じタイミングで一軍昇格したこともあり、中村奨は「すごく結果も出していますし、悔しいというよりは『負けないぞ』という気持ちですね」と刺激を受けていると明かした。