Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12戦は6月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで19周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)が名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)との攻防を制し、2勝目を飾った。
6月20日に第11戦を終え、スーパーフォーミュラの決勝レースを経て迎えた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第12戦。第4大会の締めくくりとなるレースだが、爽やかな晴天のなか、15時45分にフォーメーションラップのスタートが切られた。第10戦のスタート直後にクラッシュした河野駿佑(RS FINE K&N 320)の車両は大きなダメージを負っていたが、なんとかインターバルの間に修復を終えコースイン。グリッドについている。
6月19日の第10戦の決勝結果がグリッドとなるこの第12戦は、アレジがポールポジション。2番手に名取、3番手に平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)、4番手に河野がつけた。
スタートでは、ポールポジションのアレジがトップで1コーナーに入るが、3番手から平良がスタートを決め2番手に浮上する。しかし、2番手スタートの名取は2周目の1コーナーで平良をオーバーテイク。4周目には名取はアレジに急接近し、2台のマッチレースとなっていった。
一方その後方では、平良を先頭に河野、三宅淳詞(MAX RACING 320)、佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)が接近戦を展開していくが、10周を過ぎる頃になると平良と河野のギャップが開き、河野は防戦一方となっていく。河野は10周目に三宅の先行を許したものの、佐藤には先行を許さず、熾烈な5番手争いを展開していった。
ただ、終盤まで各所で緊迫した戦いが展開されたものの、順位の変動は起きずそのままアレジが逃げ切り。第10戦での初優勝に続く2勝目を飾った。2位は名取、3位は最後まで三宅との接近戦を展開した平良となった。平良は3戦連続の3位表彰台となった。
4位は三宅で、5位は最後までポジションを守った河野という結果に。6位は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)となった。マスタークラスは植田正幸(MAXRACING RN320)がリードしていたものの、12周目に今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が首位に浮上。今田が第11戦に続く連勝を飾り、7勝目をマークした。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第12戦 決勝レース結果(編集部集計)
Pos M No Driver Car Team Laps Grid
1
36 G.アレジ TOM’S 320 TOM’S 19 1
2
50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 19 2
3
37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 19 3
4
10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 19 5
5
35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 19 4
6
2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 19 7
7
1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 19 6
8
3 L.アレン Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 19 11
9
30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 19 12
10 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 19 9
11 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 19 10
12 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 19 8
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320) 1’14.745 3/19